個人事業主としての自由な事業展開
個人事業主として働くことの魅力は自分で考えたように事業を展開していくことができるということであり、組織や上司に左右されずに自分の進みたい方向へ進む自由を得ることができます。そういった自由が得られる反面、責任も自分一人のものとなるのが大変な点ではあるものの、概してその魅力に引かれるからこそ独立することを目指すようになっています。
事業を始めるためには周到な準備が必要になることから、企業から独立する場合には仕事を辞める前から十分な活動を行っておくことが必要です。最初の事業計画が必ずしもうまく行くとは限らないことから、収益を上げていくための戦略をいくつも考案しておかなければなりません。また、事業を始めるためにはそのための基盤を作り上げなければならず、特に初期投資のための資金獲得が重要な要素になります。
十分な資産があると考えられる場合であっても、初期投資として必要となる金額に加えて、向こう数年間は赤字になっても生活をしていけるような蓄えがあることが重要です。そのため、個人事業主として独立する際には支援団体等から提供されている助成金を獲得したり、補助金を得たり、融資を受けたりすることが不可欠になります。生活を維持していけるだけの黒字を維持していけるようになるまではそういった資金獲得への努力が負担になる場合もありますが、自分のやりたいように事業を展開をしていくためには必要なことなのです。